腟トリコモナス

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腟トリコモナスVaginal Trichomonas

腟トリコモナス症とは、「腟トリコモナス原虫」が性器内部に侵入することでおきる感染症です。感染後1週間~2週間で発症します。性行為による感染が主ですが、濡れたタオルや下着、浴槽、便器などからも感染するので、性行為の経験がない女性や幼児にも感染することがあります。無症状な方も多く、中でも男性はほとんど症状がありません。女性の方で、症状が現れる際には、外陰部や腟への強い刺激感、かゆみ、おりもののの増加・変化、臭いがあります。

検査

検査方法には、顕微鏡検査と培養検査の2通りがあります。顕微鏡検査では、その場で腟分泌物を採取して、活発に動いているトリコモナス原虫を見つけます。すぐに結果がわかるというメリットはありますが、ごく稀に剥離細胞の陰に隠れたトリコモナス原虫を見落とすこともあり、診断率は60%~70%と言われています。その為、当院では少し時間はかかりますが、診断率が約90%とより確実性の高い、トリコモナス専用の培養法を用いた検査を行っております。

治療

トロニダゾールや、チニダゾールの内服や膣剤が一般的です。しかし、チニダゾール内服は、妊娠12週未満の内服は禁忌とされており、更に授乳中の場合には、内服終了後72時間授乳を避けるなど注意が必要です。また、内服中と内服終了後3日間は副作用が出るため、飲酒は控えていただくようお願いしております。